【書評】ログ・ホライズン

ゲームがもし現実なら?と問い続ける物語

この本の評価

冒険・バトル ★★★★
恋愛 ★★
政治・経済 ★★★★
シリアス ★★★
キャラクター ★★★★★
読みやすさ ★★★

あらすじ

老舗のオンラインゲーム『エルダーテイル』の最新バージョンが配信された日。画面ごしに遊んでいたはずが気がつくとゲームの世界に立っていた。プレイキャラクターの姿だが間違いなく自らの足で立っている。何が起こっているのか…。

ゲームの世界を舞台にした現実がはじまる。

特徴

ゲームの世界への転移や転生ものはたくさんありますが、ログ・ホライズンではと他の作品との差は以下のような問題点をしっかり描いてる点です。

  • 突然世界中で数十万人のプレイヤーがゲームの世界に囚われ、生活基盤のない場所での多種多様な人々がどう共同生活を成立させるか。
  • ノンプレイヤーキャラ<大地人>との関係など含め、ゲームと現実の狭間での葛藤。
  • 誰が?なんのために?なぜ閉じ込められたのか?何1つわからないままはじまり、その謎に挑む姿。

ストーリーを通じてこれらの問題は起きては解決し、また時間と舞台が変わり発生します。問題に対するゲームでの設定とエルダーテイルの世界観、そこに住む人々の心情は著者は目で見て聞いてきたのではと思うほど細かく描かれています。

特に仲間と一緒にプレイするゲームをしたことがある人は高揚感、達成感、悩みや葛藤を思い出すと思います。自分のことだと思うこともありますし、こういうプレイヤーいたよねと思うこともあります。きっと今すぐゲームの世界に遊びに飛び込みたくなりますよ。

ログ・ホライズンはシリアスな部分もあります。特に序盤はゲームに囚われた混乱の中からのスタートです。でもシリアスなシーンを支えるキャラクターがかわいくも面白い。クスッと笑わせる言葉選びが上手な著者さんだなと感じます。

最後にまとめると設定や世界観、心的描写がよくできているためライトノベルにしては頭を使って読むことになる作品ですね。だからこその面白さもあります!読み終わってもう一度最初から読みたくなります。ぜひ一度エルダーテイルにハマってみてください。

次におすすめの3冊

①痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 (カドカワBOOKS)

→ログ・ホライズンとは違ってふつうにネトゲ楽しむ話。同じジャンルで軽快に読めるものが良ければオススメです。

②ティアムーン帝国物語

→ログ・ホライズンとは違ったジャンルです.キャラがかわいくコメディちっくなので読みやすい作品です。

『ティアムーン帝国物語』の書評はこちら⇩

③ Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王 (電撃の新文芸)   古宮 九時

→ログ・ホライズンと同じように設定・世界観の美しい作品です。歯応えのあるライトノベルを読みたいならオススメです。

この記事を書いた人
  • ラノベ好きの主婦
  • 今までに読んだラノベの数は500冊以上
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