【認定こども園】は幼児教育・保育の無償化で何が変わる?負担が増える家庭も|東京都23区外の認定こども園を例にして見ていきます

2019年10月1日から幼児教育・保育無償化が開始されますが、

  • 本当に無償なの?
  • いったい何が無償なの?
  • 負担が増える家庭もあるって本当?

など疑問が色々あると思うので、1つ1つ一緒に見ていきたいと思います。

対象を広げ過ぎると話がわかりにくくなるので、当記事ではうちの子が通う東京都23区外の「幼稚園型認定こども園」に絞って話を展開させていただきます。

なので、東京都の認定こども園に通われている、または通う予定の方に特に参考になる情報です。

※補助など地域により差が出る可能性がある点はご了承ください

わが家の現在の状況
  • 私が専業主婦のため1号認定(教育標準時間)
  • 兄年長(5歳児クラス)、弟年少(3歳児クラス)
  • 不定期で預かり保育を利用することがある

本当に無償なの?

幼稚園の無償化と聞くと、

なぎさ
幼稚園にかかるお金0円になるラッキ~♪

と思う方もいると思いますが、実際のところそんなに甘い話はなく無償化となるのは保育料(利用者負担額)の部分だけで園ごとの特定負担額などにはお金がかかります。

なぎさ
全然無償化されていないじゃん・・・

と思うかも知れませんが、保育料(利用者負担額)が無償になったので、それをもって無償化と言っているようです。

いったい何が無償なの?

上に書いた通り無償となるのは、保育料(利用者負担額)の部分で園ごとの特定負担額など以下のようなものにはお金がかかります。

無償とならないもの
  • 施設維持・整備費(特定負担額)
  • 教育環境充実費(特定負担額)
  • 主食費(実費)
  • 副食費(実費)
  • バス代(実費)
  • 制服代(実費)

※園によって名称・内容・料金は異なります

なぎさ
無償とならないもの多過ぎでは・・・

そうなんです!なんだかんだ結局結構お金はかかるので過度な期待は禁物です。

それどころか現行制度での保育料の負担額によっては負担が増える可能性も・・・

負担が増える家庭もあるって本当?

今回の制度で大きく恩恵を受けるのは一定以上の所得があり、保育料(利用者負担額)が高かった家庭です。

逆に住民税非課税世帯や生活保護世帯など、保育料(利用者負担額)が少なかった家庭が受ける恩恵は少ないです。

それどころか、

主食費や副食費など保育料とは別に実費負担となると、今までのように補助金などで割り引くことができなくなり負担が増える可能性があります。

さすがにこの状態だと何のための無償化?

となってしまうので、何か対策がとらていくと思います。

新たに新2号認定の認定が必要か?

幼児教育・保育の無償化で従来の『1号認定・2号認定・3号認定』の3種類の他に、

『新1号認定・新2号認定・新3号認定』の3種類が加わり、全部で6つの認定区分となしました。

認定こども園で特に重要なのは新2号認定です。

名前だけ見ると2号認定が新制度で名前が変わったくらいに思いますが、内容的には1号認定と2号認定の中間のようなものになります。

認定区分 預けられる時間
1号認定 教育標準時間(4時間)
2号認定 保育短時間(8時間)
保育標準時間(11時間)
新2号認定 教育標準時間(4時間) + α
新2号認定のポイント
  1. 保育料(利用者負担額)が無償
  2. 預けられる時間は1号認定と同じ
  3. 預かり保育が1日450円、月11,300円まで無償
  4. 新2号認定の認定基準は2号認定と同様
  5. 他の認可外施設を利用した場合も無償の対象(条件あり)
なぎさ
既に2号認定を受けているけど新制度が開始されたら新たに新2号認定の認定が必要になるの?

と考える方もいるかもしれませんが、必要ありません

もっと言えば、保育時間時間が長く設定されている認定こども園の場合、預けられる時間がい2号認定から新2号認定に移るメリットがほとんどありません。

現在が1号認定で仕事をしている家庭の場合も、ほぼ同様の認定条件なので移る場合も新2号認定ではなく2号認定に移った場合が多くの場合メリットが多いです。

重要な変更点(きょうだいカウントの年齢上限を廃止)

2019年10月1日からの新制度で最も重要な変更点の1つがきょうだいカウントの年齢上限の廃止です。

現行のきょうだいカウントの仕組み
出典:内閣府 よくわかる「子ども・子育て支援新制度」

重要な点は兄弟をカウントする際に1号認定と2号・3号認定で上の子の年齢上限が違うことです。

今まではこの制度を利用するために働きに出ている場合でも1号認定をとる家庭もありました

新制度のきょうだいカウントの仕組み
出典:内閣府 よくわかる「子ども・子育て支援新制度」

年齢上限を廃止したため、仕組み上子供が成人していても兄弟としてカウントされます。

年齢上限が廃止されたことにより、保育時間が長い2号認定に人が流れることが予想されます。

この数が園によってどれくらいなのかわかりませんが、定員になり2号認定に移れないという問題が発生する可能性があります。

また、2号認定の子供が増えると預かり保育で預かれる人数が減り、預かる理由などにより優先順位をつけられてしまう可能性もあります。

年齢上限の廃止で金額的に1番恩恵を受けるのは、住民税課税世帯で3歳未満の子供をもち3号認定を受けている家庭です。

住民税課税世帯の場合3歳未満の子供は無償化対象外なので、兄弟カウントで半額もしくは全額無料になるのは大きなメリットとなります。

さいごに

今回の制度変更では、認定こども園に通っている家庭で1号認定の認定を受けている方に影響が大きいものとなりました。

逆に、既に2号認定を受けている方は、給食費が実費になるなどの変更はありますが特に手続きすることもないです。

ポイント
  • 無償となるのは保育料(利用者負担額)のみ
  • 2号認定から新2号認定に移るメリットはほぼない
  • きょうだいカウントの年齢上限廃止により1号認定から2号認定に移る家庭が増えそう
  • きょうだいカウントの年齢上限廃止により3号認定の金額的メリットが大きい
なぎさ
結局月にいくらかかるの?

まだ自治体の補助金なども正式に決まっていないので概算ですが、1号認定でバス通園のない我が家の場合、1人あたり7,000円~10,000円くらいになると考えています。

園によって違いはあると思いますが、結構似たような金額になるのではないでしょうか。